注文住宅の建築コストを安く抑えるテクニックについて解説!
注文住宅を建てる際に悩んでしまうのが予算ではないでしょうか。どれくらいの予算があれば、理想の住まいが完成するのか、予算オーバーにならずに理想の住まいは完成させることができるのか、気になるところです。この記事では、注文住宅の建築コストを抑える方法についてまとめています。
注文住宅の予算オーバーの原因
注文住宅で予算オーバーになってしまう原因はいくつかあります。
費用の内訳が把握できていない
注文住宅で予算オーバーになる原因として、何にどれくらいの費用がかかるのか把握できていないことがあげられます。たとえば窓を設置するのにどれくらいの費用がかかるのか、壁や床材の種類でかかる値段の違い、床暖房や太陽光パネルの設置にかかる費用など、細かな費用を把握できていないと予算オーバーになってしまいやすいです。意外なところで費用がかかってしまうものなので、各設備や仕様でどの程度の費用がかかるのか把握しておきましょう。
最初から予算が足りていない
最初から予算が足りていない場合、予算オーバーになってしまう可能性は高いでしょう。予算内で建てることができる住まいについて把握しておく必要があります。最近は、ローコスト住宅と呼ばれるものもあるので、予算が少ない場合はそちらも検討しておきましょう。
建築費用以外を把握できていない
注文住宅では、建築費用以外にもさまざまな支出があります。建築費用だけしか見込んでいない場合、予算を超えてしまう可能性はあるでしょう。建築費用以外の出費として付帯工事費用や住宅ローンの手数料、税金や登記費用などが発生します。
注文住宅の建築コストを安く抑えるためには?
注文住宅の建築コストを安く抑える方法はあるのでしょうか。もし予算オーバーになってしまった場合、下記のような方法でコストを抑えてみましょう。
延べ床面積を減らす
延べ床面積が大きいと建築費用も高くなります。そのため、3階建てなら2階建てにする、不要な部屋をなくして庭に変えるなどすることで、建築費用を抑えましょう。
平屋なら2階建てにする
平屋のほうが安く建築できるのではないかと思われるかもしれませんが、基礎工事の面積が2階建てより多いため、建築コストが高くなります。2階建てでも困らない場合は、平屋から2階建てにするのもおすすめです。
シンプルな外観や間取りにする
外観が凝っていると建築コストも高くなります。また間取りもできるだけ壁を減らす、ドアを減らすということで、建築コストを抑えることにつながります。シンプルな住まいにすれば費用を抑えることができるのです。
水まわりをまとめる
水まわりをひとつにまとめることで、排水管の工事費を抑えることにつながります。たとえば、2階建ての場合はトイレを1階と2階に設けることがありますが、2階に必要ない場合は2階のトイレをなくすだけでも費用を抑えることができるでしょう。
窓サイズや数を再検討する
大きな窓が多い場合は、窓の大きさを再検討しましょう。数も減らすことで費用を抑えることにつながります。窓はメンテナンスも必要になるので、長期的なコスト削減にもつながるでしょう。
注文住宅の建築コストを削る際の注意点
注文住宅の建築コストを削る際は、どのようなことに注意すればよいのでしょうか。注意したいのは、予算オーバーでも削らないほうがよい設備があるということです。むやみに削ってしまうと、住まいの耐久性が落ちる、メンテナンスでよりコストがかかる、快適に住めないなどの可能性があります。
断熱材はコストカットしない
断熱材は、室内の温度を保つため欠かせません。断熱材の質を落としてしまうと、冷暖房の効率が悪くなる可能性があり、電気代が高くなってしまいます。
耐震装置はコストカットしない
地震に強い住まいにするためにも、耐震面でのコストカットはおすすめできません。丈夫で安心な住まいにしましょう。
セキュリティ設備は必須
予算オーバーの際に、セキュリティ面の設備を減らそうとする方もいますが、こちらもおすすめできません。空き巣の手口は巧妙です。新たな手口で侵入されてしまうこともあるので、最新のセキュリティ設備や最低限の設備は必ず必要です。
外構工事は削減しない
駐車場や庭、塀などの外構工事にかかる費用でコストカットするのは避けましょう。とくに門や塀を作っていないと、プライバシーの問題にもつながります。不審者も侵入しやすくなるのでおすすめできません。外から見える部分だからこそ、手抜きしないことをおすすめします。
水まわりは削減しにくい
水まわりの工事に関しては、費用を削減することは難しい場合が多いです。とくに生活の質に直結する部分でもあるので、よりよい暮らしを実現させるためにも削減しないようにしましょう。
まとめ
注文住宅の建築コストを安く抑えるテクニックや、予算オーバーの際に考えたいことをお伝えしました。注文住宅は家族の理想を叶えられるとても素敵な住まいです。しかし、あれもこれもと取り入れてしまうと、あっという間に予算を超えてしまいます。まずは、優先順位を決めて、予算内で理想の住まいが完成するようによく相談しましょう。