注文住宅は窓にもこだわろう!基本的な種類や配置決めのポイント

公開日:2024/06/15  


注文住宅を建てる際、こだわるべき要素はたくさんありますが、なかでも重要なのが窓の設置です。窓は建物全体の印象や住環境に大きな影響を与えます。窓の選び方を誤ると、暗い室内や蒸れた空気など、住み心地を悪くしてしまうかもしれません。本記事では、注文住宅で多く選ばれる窓の種類や空間別の選び方、配置のポイントについて解説します。

注文住宅でよく使われる窓の種類とは

窓は細かく分けるとたくさんの種類が存在し、目的や利用環境に応じた使い分けが大切です。理想の注文住宅をつくるにはすべての種類を検討する必要がありますが、ここではよく使われる基本の3種類について紹介します。

引き違い窓

引き違い窓は日本で最も一般的な窓タイプの一つで、左右にスライドして開閉します。バリアフリーな住宅にも適しており、狭いベランダなどの場所にも設置可能です。その使い勝手のよさと、比較的安価であるのが特徴です。

しかし、デザイン性は限られ、気密性が低いため断熱性にはやや劣ります。また、防犯面やプライバシーの観点からも不十分な場合があります。

滑り出し窓

滑り出し窓は縦または横にスライドして開く窓で、高い気密性を持ち、風を効率的に取り入れることができます。とくに洗面所や浴室、トイレなど、プライバシーを確保しながら換気したい水回りによく使われます。

設置スペースは小さくても可能ですが、開放側にはスペースが必要です。外に網戸や面格子を取り付けることができず、雨天時には室内に水が入りやすいという注意点もあります。

FIX窓(はめ殺し窓)

FIX窓は開閉できない窓で、主に採光や景観の確保を目的としています。防犯リスクが少なく、シンプルな構造であるため、コストを抑えることができるのもメリットです。

また、すっきりとした見た目で、大きなサイズの窓も選択できます。気密性や断熱性にも優れていますが、通風性がないため、換気には別の手段が必要です。そして、外側からの掃除が難しい場合もあるため、メンテナンスには注意しなければなりません。

空間ごとの窓の選び方

間取り別に窓を選ぶ際には、その部屋の用途や特性を考慮する必要があります。それぞれの空間における窓の選び方について見ていきましょう。

リビング・ダイニング

リビングやダイニングは日中に多くの時間を過ごすため、自然光が十分に入る窓のサイズと位置が重要です。南向きの窓が難しい、または日当たりが悪い場合は、高窓や天窓など採光性能の高い窓配置を検討しましょう。これにより、部屋全体に明るさを確保することができます。

キッチン

キッチンでは作業性と開放感を両立させるために、採光の確保が必要です。とくに、縦長のLDKでは、キッチンが窓から遠くなり薄暗くなりやすいので注意しましょう。西側に窓を設ける場合は、西日対策として可動式のルーバー面格子などを検討し、日差しを調整しましょう。

浴室

浴室では外部からの目線や防犯性能を考慮して、窓を選ぶことが重要です。直接見えないガラスを選ぶのはもちろんのこと、通りから見えやすい場所はルーバー面格子などでさらに対策を講じましょう。これにより、プライバシーを確保しつつ、防犯性も高めることができます。

寝室

眠りの質に直結する寝室は、窓の位置選びが重要です。枕元や足元の近くに窓があると、暑さ寒さが睡眠に影響する可能性があるため、少し離した方がよいでしょう。また、プライバシーを保ちたい場所でもあるので、周囲の住宅との兼ね合いも考慮しながら窓のサイズを選びましょう。

子ども部屋

友達と遊んだり宿題をしたりと、日中を過ごすことが多い子ども部屋では、採光をしっかり確保する必要があります。ただし、窓が大きすぎると勉強机やベッドの配置に制約が生じる場合があるので、窓のサイズを調整しながら光を確保することが大切です。

窓の配置を決める際に注意したいポイント

窓は、家が完成したあとで修正を行うのは難しい部分です。そのため、さまざまな要素を考慮して窓の設置を決めることが重要です。ここでは、窓の配置を決める際に押さえておきたいポイントを紹介します。

採光・風通し

採光や風通しを考える際には、窓の大きさや形状が重要です。採光をよくするためには、窓を大きくしたり、天窓やスリット窓を設置するのが有効です。また、風通しをよくするためには、対面に窓を設けるとよいでしょう。

ただし、一か所ごとに窓の配置を考えるのではなく、全体的にバランスよく配置することが大切です。このバランスを取るために、間取り図や模型を用いてシミュレーションすることが役立ちます。

防犯性・プライバシーの確保

防犯性やプライバシーの確保も重要なポイントです。とくに、人目につきにくい場所の窓は、空き巣などの被害に狙われやすくなります。防犯対策としては、防犯ガラスの使用や面格子、シャッターの設置などが有効です。

また、プライバシーを確保するためには、外からの視線を遮るような窓の配置や、カーテンやブラインドの活用がおすすめです。

外観やインテリアとのバランス

窓は家の外観を決める要素の一つであり、外観の印象を左右します。ただし、窓の数を多くし過ぎると、内部の家具配置や収納スペースの確保に支障をきたす可能性もあります。窓の配置を決める際には、部屋ごとに何を最も重視したいのかを明確にしておきましょう。

まとめ

注文住宅において窓の選択は重要です。引き違い窓、滑り出し窓、FIX窓など、種類はさまざまですが、それぞれに特性があります。リビングやキッチンでは自然光を取り入れることが大切で、浴室や寝室ではプライバシーや安全性を考慮しなければなりません。

また、窓の配置は採光や風通し、防犯性、外観とのバランスを考える必要があります。窓の役割や用途を明確にし、慎重に選ぶことで、快適で安全な住環境を実現できるでしょう。

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