注文住宅と建売住宅の違いとは?それぞれのメリット・デメリットを知ろう!
夢のマイホーム購入を考え始めるとワクワクします。しかし「注文住宅と建売住宅のどちらがどのようにいいのだろう?」と迷われる方も少なくありません。本記事ではそれぞれのメリット・デメリットを比較しています。家は一生モノの大きな買い物ですから、納得できる選択をするために、ぜひ参考にしてみてください。
注文住宅を購入するメリット・デメリット
まずは注文住宅にどのようなメリット・デメリットがあるのかご紹介します。
メリット1 理想の家が可能
自分が考えた間取りや好みに合わせた内装などを自由に決めることができる、いわばオーダーメイドで家が建てられることこそが、注文住宅の最大の魅力です。こだわりがある方は間取りやデザインを何度も話し合って、理想の家を建てられるのです。
ハウスメーカーによっては自由な商材を使うことができるフルオーダーから、一定の商材を使うことのできるセミオーダーまでさまざまあるので、予算に合わせてバリエーションを選べます。
メリット2 建築現場が見られる
更地の土地から建物が出来上がっていく工程が見られるのも、注文住宅のメリットの1つです。業者にとっては依頼者が見に来ることはプレッシャーではありますが、よりよい仕事への意欲を高める効果もあります。また第三者機関によって点検を実施することもあるので、欠陥住宅になる可能性が極めて低いのです。
デメリット1 住める期間までが長い
土地探しからハウスメーカー探しは自分で行い、打ち合わせ、契約、着工入るという順序があります。場合によっては一つひとつの工程に長く時間をかけてしまう可能性が出てくるため、早くても6か月を超えての引き渡しになります。
最長で1年かかる場合もあり得ますので、住みたい期日より早く動き出すことも必要です。特に家族構成によっては希望する土地がなく、土地探しの時点で苦戦を強いられることもあるので、着工まで辿り着かない場合もあります。
デメリット2 施工不良などの不備
施工が始まってから不良や不備が発覚するケースもあります。特に配管など蓋を開けて見ないとわからない事態があったときなどの、トラブルが発覚すると施工の中断やプランの修正が余儀なくされるのです。
そうなると予定していた完成期限も延び、さらには設定した予算を超える可能性や再度話し合って新たな案を出すことに時間をとられてしまうこともあります。
建売住宅を購入するメリット・デメリット
出来上がっている家がある上に土地もついている建売住宅はどのようなメリット・デメリットを持っているのかご紹介します。
メリット1 リノベーションが可能
すでに土地もあり家の基本や間取りはできているため、内装だけを変えたい、システムキッチンがいいという希望を叶えられるのがリノベーションです。そのため、安い建売住宅に決めて、内装や外観の色や物を変えたいなどの違う部分に予算をかけられます。注文住宅と違い建てる費用がかからないため、リノベーションの費用にお金が回せるのもメリットの1つです。
メリット2 売主によっては金額交渉が可能
予め決めた予算よりも少し高いと感じた場合、売主次第ではありますが金額の交渉が可能です。不動産屋に提示している情報では売りたい最低限の金額を提示しています。内装の費用の一部や、売り手側が負担する必要がある物の金額を買い手側が負担するのであれば、その分の減額が可能です。売り手側の意思になりますので、いかにうまく交渉するかがカギとなるでしょう。
デメリット1 地盤の安全性や設計図がわからない
土地付きの建売住宅は魅力的ですが、すでに家が建っていると地盤の安全性は分かりかねます。家の中の調査は必ず行われます。しかし土地の場合だと、古いほど初期の地盤調査報告も、家の設計図すら残っていないこともあるのです。役場での閲覧は可能ですが、参考になる程度なので中には全く違う結果もありえます。
デメリット2 業者の出入りがあるため鍵交換が必須
売りに出すために内装を変えたりしている建売住宅は、その分業者の出入りが多くあります。そのため元々の家の鍵を使って作業をし、終えた後の鍵交換はありません。買い手側が交換費用を持つ必要があります。
購入時に交換費用を含めるとなると、予算を超えてしまう可能性が出てくるのです。知り合いの業者へ依頼する、もしくは自分で行うこともできるので予算を抑えたい方は検討するのもいいでしょう。
購入するなら注文住宅と建売住宅どちらがおすすめ?
注文住宅と建売住宅、どちらもそれぞれメリット・デメリットがあるため、一概にどちらが良いとは言えません。しかし、メリット・デメリットをふまえて「どんな人におすすめか」をまとめたので、ぜひチェックしてみてください。
こだわりたいなら注文住宅がおすすめ
「より内装にこだわりたい」「間取りをしっかり決めたい」「安全な土地や家にしたい」と考えている方には、注文住宅がおすすめです。自分たちが考えた住みよい家であり、世界に一点だけの素敵な家を作ることが可能と言えます。
費用を抑えたいなら建売住宅がおすすめ
「家を建てる費用をリノベーションに回したい」「購入金額を抑えつつ内装も考えたい」という方には建売住宅がおすすめです。また予算を重要視するのであれば、工夫次第でより安く購入が可能なのも建売住宅のおすすめの理由の1つになります。
まとめ
今回は、注文住宅と建売住宅について、それぞれメリット・デメリットをご紹介しました。どちらにも魅力的な部分があるため、ご自身や家族の意見を聞いて、どちらが合っているかを今一度考えてみることをおすすめします。